何回もいろんな人生を

アジア国際映画祭子ども映画祭の作品を観ていると、屈託のない子どもたちの笑顔、それでいて微妙な表現ができる名子役がたくさんいることに、びっくりしてしまう。

大人も子どもも、役者という、自分とは違うパーソナリティになりきってカメラに収まるという仕事は、台詞を暗記したり役作りに苦労したりという面はあるけど、楽しいというのがよくわかります。

知り合いにも、一流ということばからはほど遠いけど、歌手と役者をやっているのがいて、どっちが好きかと尋ねると、躊躇なしに「役者」と答えてます。自分が日生活では絶対体験できないであろう人生を生きられるからだと、理由を話してくれました。

確かに、今生きている時代以外のセッティングで、全然違う歴史や性格を背負った人間を、演技で実在の人物のように見せるというのは、楽しいだろうなあ。役者って、一度すると忘れられないと聞いたことがあります。

ひとつの作品の出来映えは、特に主人公ですけど、登場する役者全員の実力にかかっているとも言えそう。